■アスベスト工事

日本では1975年にアスベストの使用が禁止され、大気汚染防止法、廃棄物処理法等様々な規制がされています。
また、健康被害の予測もあり、アスベストが検出された場合には早急に以下の方法で対応しなければなりません。


《除去》
文字通り、吹付け等のアスベストを除去する方法です
日本では最善な方法(恒久的な措置)と言われています
維持保全は不要、アスベスト処分費がかかりますが現時点ではアスベスト処理の主流です

《封じ込め》
表面を薬剤により固定化して塗膜を形成し飛散を防ぐ方法です
廃棄物も発生せず、工事費も安価ですが
アスベストが残ることと、処理後の維持保全が必要になります
また、解体の際は除去が必要になりますので費用は割高になります

《囲い込み》
吹付け材をボードなどで密閉する方法です
廃棄物も発生せず、工事も比較的容易ですが
やはりアスベストが残り処理後の維持保全、アスベストの飛散に注意が必要です
解体時にもアスベストへの対策を考慮しなければなりません


アスベストの処理は作業員の安全、飛散防止措置等法令で厳しく定められており、
大変手間のかかる作業です
除去工事業者を選定する際は安全管理のしっかりした所を選ぶ必要があります
また、アスベストは    建築基準法
               建築リサイクル法
               大気汚染防止法
               廃棄物処理法               
               労働安全衛生法
  
等により大変厳しい法規制があるのでますます工事業者の選定は重要となります